陸上自衛隊の90式戦車の防御力を高めるための装備をつくりました。
ウクライナでは各国の第三世代戦車が投入されていますが現地でより防御力を高めるための改修をされた車両をよく見ます。それらを参考にして90式に同じような改修を施してみました。
車体前部、側面には東側の対爆装甲(ERA)のコンタークトをびっしりと張り付けてました。上部からの防御に関してはコープケージとよばれる屋根をつけています。これは網の部分に上部からの爆弾やミサイルがあたることで本体への被害を抑えることができます。
砲塔上には周囲を監視するための装置や機関銃が設置してありそれらを守るためにこうなっているのではないかと思います。またケージの上に偽装を施せば砲塔上の装備の性能を落とすことなく隠れることができます。
こちらは製作二号車、戦時になって急遽装甲を施すわけですから車体は迷彩、ERAは単色というのが理にかなっていると思い作りました。
アンテナは真鍮線で再現、模型としての見栄えを重視してケージは付けませんでした。砲塔上の重機関銃をリモコン機銃RWSに変更しました。日本の戦車は砲塔中央部に機関銃を設置してあり、警戒しつつ前進というときには機関銃手はかなり身を乗り出さなくてはいけないため危険です。それをRWSに置き換えることで負担軽減を考えました。
10式はスマートなアクティブ防御ですが90式はこういった追加装甲の方が似合いそうだと思ったのでこういったものを作ってみました。