2016年10月30日日曜日

山口駐屯地記念行事2016 前編

昨年も行った、山口駐屯地の記念行事に行ってきました。
今年は前・後編の二部に分けてご報告します。


今回は諸事情があって到着が遅れてしまい模擬演習の途中からの観覧になりました。
グランドを左右に分けて半分で敵陣地、味方陣地に分けています。戦車や特科隊が到着して攻勢に移るところです。
前回と同じくFH70と迫撃砲の砲撃3兄弟。
奥のFH70(155りゅう弾砲)の発射時の音はすさまじいものです。展示の時に聞いた話では爆音に日々晒されるため特科隊員は難聴者が多いそうです。
砲撃3兄弟の手前には昨年は見なかった中MAT(87式対戦車誘導弾)隊が展開していました。じっくり見たい装備ですが展示はなく残念です。
特科、戦車、普通科の猛攻撃により敵陣地を攻略し無事演習終了です。
中MAT隊が引き上げるために乗り込んだ車両、あれは旧ジープです。今はパジェロとあだ名される新型に切り替わっていてほとんど見ることのなくなった車両です。
駐屯地内をウロウロしていたら中MAT隊のジープ見つけました。かなり年季が入っています。後部座席に中MATを載せるための台が設置してあるので恐らくその関係で車両が更新されないのだと思います。


引き揚げてきた軽装甲機動車たち。それぞれ、前部のみの盾付き、砲塔型防弾盾付き、発煙弾発射機付きと細部が異なります。
 全部同じようで全部違う、見れば見るほど奥の深い車両です。
演習でヘリからラペリング降下した隊員たちは明らかに他の隊員と装備が違いました。所属の確認はできませんでしたがもしかするとこのためにどこか余所の部隊から来た隊員かもしれません。
自衛隊の顔といえる戦車。将来的には本州から戦車はいなくなってしまうのでもいずれはこうして見ることや試乗もなくなってしまいます。代わりに16式機動戦闘車で試乗…なんだか微妙ですね(笑)
最近、アニメやら小説やらの影響で吹奏楽というものにとても興味を持ってしまい音楽隊(with山口大)の演奏をじっくりと聴かせてもらいました。「ウルトラマンメドレー」や「みんながみんな英雄」など選曲がとても自衛隊らしいなと思いました。背景がカムフラージュネットというのもいかにも陸自です。
ウルトラマンの歌の中に「怪獣退治の専門家~♪」とあるのですがそれって自衛隊だと思います。世界で一番怪獣退治しているはずです(笑)
高機動車に試乗させてもらいました。
幌を外した状態で後部座席に乗るのですが(プラのヘルメットを被ります)オープン状態で走るには心地よい時期でした。快適過ぎてもっと乗っておきたかったです。
運転席周辺の注意書きの数がすごい。
さすがは自衛隊、注意に注意を重ねて安全への気配りが半端ではないです。
(後編へ続く)