2016年10月22日土曜日

掃海艇 とよしま


掃海艇とよしまの一般公開があったので行ってきました。


昨年見学したうくしまと同型のすがしま型掃海艇です。
同じ下関基地隊所属なのでうくしまとは兄弟のようなものですね。
解説をしてくれる乗員の方が付いてじっくり見学させてもらうことができました。
掃海艇といえばこれ、PAP-104無人探査機です。
母艦とつながる光ファイバーケーブルってこんなに細いんだとはじめて知りました。
あまりに細くて簡単に切れるんじゃないかと不安になってしまいそうなくらい細いです。
ちなみに操作は配属後に船内で習うそうです。
海自艦によくみる不思議構造のクレーンも付いています。いつ見てもかっこいい形のクレーンです。
複合艇が2艇搭載されていますが型は全く違います。
普段は上のやつしかほとんど出番ないそうです。
艦首に堂々とそびえる20mmガトリングガン。
浮遊している機雷を掃射するためのもので発射速度は攻撃用の物に比べると落としてあります。
射撃訓練後はやっぱり薬莢の数を数えるらしく、それは陸自と変わらないみたいです。
銃口の蓋は珍しい蓋でした。CIWSでは銃口一個ずつカバーが付いていましたがそれとは違い全ての銃口を一個の蓋で閉じてあります。
艦橋内もじっくり見させてもらいました。聞けばいろいろ教えてもらえてかなり勉強になりました。
艦橋右前方、こちらが艇長席です。
座らしていただきました。実際に座ってみると艦内電話や航行情報など必要なものが全て手の届く範囲に配置されてありかなり合理的なつくりなんだと分かりました。

左前方が司令席、艇長席に比べるとなんだか味気なかったです。
機関室を除くこともできました。というかなぜかこの部屋の扉だけ窓がついていました。
小さい船体なのでそれほど大きくなく、これが通路挟んで左右に並んでいます。
火災時に使用する酸素供給装置(OBA)
はじめて実物を見ました。最近は消防士のように背中にタンクを背負うタイプのSCBAに移行していますがまだほとんどの艦艇はこれを積んでいるはずです。持たせてもらったらかなり重く、これを胸に付けて消火作業をするのは大変そうです。
一度は着てみたかった海自の鉄バチ&救命衣 !
頼んだら着せてもらえました(笑)
鉄バチは思ったほど重くなく、救命衣も気安くて動きやすかったです。
かわぐちかいじ作品の登場人物になったような気分で大満足です(笑)
最後に案内して下さった乗員の方に「食事はおいしいですか」と聞いたところ

「う~ん……おいしいです…」

ああ、そうなんですね。その答えで言いたいことは伝わりました。