2015年8月22日土曜日

多用途支援艦あまくさ

最近はすっかり見学レポばかりになってしまいましたが今回も下関の馬関まつりで一般公開された艦艇を見に行ってきました。
多用途支援艦あまくさ、掃海艇うくしま、ミサイル艇しらたかの3隻が公開されました。
今回はあまくさの報告です。
ひうち型多用途支援艦で標的の曳航、訓練支援、救難、物資輸送、曳船などあらゆる仕事をするなんでも屋です。
特に曳船として高出力エンジンを搭載しているので単管でましゅうなど大型艦を引っ張ることができます。
 支援艦なので護衛艦のような艦首に武装はありません。海自艦として不思議な感じです。
艦橋はあまり広くはありません。艦自体がそれほどおおきくないのでそれを考えれば妥当な広さなのかもしれません。
操舵はグリップになっています。

艦尾はかなり広くなっています。さすがにヘリの着艦には狭いですがここに訓練に必要な装備や物資を乗せることができます。車両の輸送もできるので災害時には輸送艦として活躍することができます。
小さな船で積載量は限られますが、小さいからこそ小回りの効く機動力があります。
物資の積み下ろしができるクレーンも付いています。何段にも縮小してかなり小さく折りたためるようです。
ただの複合艇のように見えて・・・・自走式水上標的バラクーダです。
有人の複合艇を改良して遠隔操作できるようになっています。
搭載されているカメラで弾着を確認したり逃走する不審船役をやったりします。

まさに縁の下の力持ちを体現したような艦、こういった艦があればこそ海自は支えられているのです。