16式機動戦闘車4両にそれぞれ独自の改良を施した試験車両小隊です。
パッと見た感じでは単色の16式に見えますが4両それぞれに異なる改良を加えています。
まずは1号車。
ワイヤーが砲塔右前部に付き、車上機銃はカメラ付きのリモコン操作型M2、RWSに変更しました。これで隊員が車外に身体を晒すことなく射撃をおこなうことができます。
またこの車両はエアコン付きですがエアコンのさらにうしろにカゴを取り付けました。幅は通常の16式砲塔後部の籠と同じくらいです。エアコンによって収納部がなくなるという問題の解決策としての一案です。つづいて2号車。
こちらは分かりやすいですが砲塔後部に筒状のものが付いています。これは伸縮式の警戒装置、カメラで高い位置から周囲を警戒、また掩蔽壕に車体を隠した時にこの部分だけをだして監視することができます。
エアコンユニットの右1/3にスペースがあるためそこに取り付けました。暗視機能もあり夜間も監視でき、その画像を転送することもできます。3号車は一見普通の16式に見えますがこれも改良を加えてあります。通常型と比較すると後部の籠が倍の幅になっていてより多くの荷物を載せることができます。
そして砲身が長くなっており射程、威力の向上が図られています。
通常型よりもより対戦車戦、対装甲車戦を意識して砲の性能アップを狙ってみました。
最後の4号車は車長ハッチ全周囲に防弾盾を装備、前面も盾を追加した全周囲防御の銃座を備えています。
また砲手側にも銃座を足して場合によっては左右それぞれM2機関銃を向けることが可能です。
M1エイブラムスのイラク戦での改良キットにこういったものがあったので真似てみました。不安定地域での警戒任務だとRWSよりもこういった人の目が増える方がいいのかもしれません。