2015年4月18日土曜日

RF-4EJ

航空自衛隊唯一の偵察専用機のRF-4です。
近年ではこういった戦闘、攻撃機から転用した偵察専用機というのはあまり見なくなってしまいました。
汎用機が増えて偵察も行う機体や人的損害を避けるために無人機が出てきたためです。



細かく分けるとRF-4EとRF-4EJの二種があります。
米国から完成品として輸入したのがE型、国産のF-4EJを改修したのがEJ型です。
大きな違いとしては機種に機銃が装備されているかどうかになります。
F-4EJの洋上迷彩は実機と違いましたが、RFはきちんと実機通りの迷彩が施されているようです。
パイロンに戦術電子偵察(TACER)ポッドが装備されています。
武装はありませんが偵察が主任務なので問題ありません。

これまで雲仙噴火など災害の航空撮影といった実績があり重要な装備の一つです。
機体寿命が近くなったので退役が始まっており後継機が問題になっています。
F-15の偵察機化計画がありましたが開発が進まずとん挫したため、このままいけば地上照準機能を装備しているF-35で代用するのかもしれません。