2016年5月27日金曜日

特二式内火艇カミ車

日本海軍がつくったトンデモ水陸両用車両、内火艇(うちびてい)カミ車です。
上陸作戦に使用することができる戦闘車両として製作された国産では珍しい水陸両用車です。


 なにがトンデモ車両かというと車体前後にフロートが付いていて車体を浮かせて水上を移動し、上陸後はフロートを切り離すという珍しい構造になっています。
水上航行中と上陸後で状態が変わるというのはとても珍しく他国ではそんなことをする国はありません。
上陸時に即戦闘となった場合スムーズに状態を移行できるのか取り外したフロートは完全な使い捨てなのかなど疑問はつきません。
後部にはスクリューが付いていてこれで航行を行います。
キットはきちんとスクリューをゴールドに塗ってありそれらしくなっています。
車両であり船であるカミは「隻」で数えられます。
キャタプラがついた船なのです。
フロート着脱式というのが荒唐無稽に思えつつもロマンを感じます。
キットではフロートが外れないのがとても残念です。