2017年1月3日火曜日

呉港クルージング

呉と言えば海上自衛隊の一大基地です。それを海から眺めるクルージングツアーがあったので参加してきました。


大和ミュージアム横の船着き場から出てすぐの場所が呉港です。常に様々な艦艇が停泊しています。
おおすみ級輸送艦の母港でもあり、この日はくにさきを含む2隻が停泊していました。
後部のランプドアは近場から見るとかなり迫力がありました。この方向から見ることができるのはクルージングならではかと思います。
DDあぶくまと訓練支援艦てんりゅうです。てんりゅうは独特のマストを備えているのが特徴で後部のデッキからは航空標的機の「チャカ」「ファイアビー」を発射します。
そして呉と言えば潜水艦基地でもありこの日は3隻が停泊していました。
そうりゅう級を実際に見ることができて感動しました。
ハッチにはしっかりとカバーを被せてあり厚みがわからないようになっています。
これでどれくらいの潜水能力があるのかを外部に漏れないようにしています。
特徴というべきこのX舵、まるでステルス機の垂直尾翼のような絶妙な角度です。
おやしお級も二隻停泊しています。艦上の緑色の小屋みたいなのはハッチがある場所なんでしょうか。
さらには敷設艦むろと、海底ケーブルや水中機器などを設置する敷設艦は活動実態が明らかになっていないので実際にどういった活動をしているのかは謎が多いです。それくらい機密性の高い船です。
さらには音響調査船ひびきもいました。この船もどこでどんな活動をしているのかは謎に包まれています。
DDうみぎりと掃海母艦ぶんごです。
ぶんごはヘリコプターによる掃海の支援を行うのが主な目的です。
後部の真ん中のハッチは掃海具の格納ハッチで左右上下にある4つのハッチは機雷を散布するためのハッチです。
機雷掃海艦といいつつも機雷敷設艦という隠れた一面も持っているのです。
練習艦かしまがメンテ中でした。遠洋航海を終えて次の後悔に備えるためにこうして整備しているのだそうです。
さらにDDHいせもドック入りしていました。DDHも現状3隻体制となったためローテーションでドック入りするくるらいの余裕が出てきましたね。
この他にも造船所でもあるため、商用の大型タンカーの建造も行われていました。間近でみるとかなりの大きさです。
沖合に目をやると珍しい船が見えました。船体を沈めて船を運ぶ特殊な輸送船です。
こんなのがいる辺りがやはり船の街なんだと実感します。
小型の補助艦艇も山ほど停泊していました。目立つ存在ではありませんが彼らも列記とした海自の艦艇、縁の下の力持ちです。