ヘリコプター初期の傑作機、シコルスキーS-58です。
海兵隊仕様と海上自衛隊仕様をつくりました。
コクピットが上にあり下に兵員室があるという二階建て構造、エンジンが機首についているなど現代とは全く異なる機体構成になっています。コクピットからの下部視界やエンジンへの被弾の危険などありますがまだまだ黎明期故に設計を模索していたからでしょう。
よく間違えやすいのがS-55というのがあり形状がほとんど似てますがその改良型がこの機体です。見た目で分かりやすい違いはテイル部です。S-55は細く突き出しているのに対してS-58(H-34)は機体と一体化しています。
米海兵隊仕様はHUS-1という名称で採用されています。
この機体ややこしいのが名前が採用先で名前がいろいろ違うということです。
メーカーでの名前がS-58、米海軍がHSS-1など異なっており、後に米軍共通名としてH-34となり用途に応じてUH、SH、CHという現代の呼称方法になりました。
ベトナム戦争でUH-1が登場するまでは陸軍、海兵隊で空飛ぶタクシーとして使用されました。
やはり軍用ヘリは緑が似合いますね。
日本でも海上自衛隊でも救難ヘリとして採用されました。
機首とテイルが濃いめのオレンジなっているのはUH-60にも受け継がれる伝統配色ですね。
この時代だと日の丸と自衛隊のロゴや大きいのが特徴です。
機首にも機体ナンバーがペイントされています。
使用したのはマークⅠモデルのものです。
いつもマニアックな機体を出してくれてありがたいのです。