今回のVSシリーズでSu-24と対を成す存在のF-111アードバーグです。
時はベトナム戦争時代、新型戦闘爆撃機として開発された米軍機の中でもかなり印象的な機体です。
アフターバーナーや可変翼といった技術的要素、戦闘爆撃機というポジションそして財政削減の為に空軍機、海軍艦載機としても採用予定だったという考えられる要素全部乗せの機体です。
しかし結局全てにおいて中途半端な期待になってしまいました。
とにかく機体が大きいです。こんなものが艦載機として使えるとはとても思えない大きさです。もちろん海軍では採用されず空軍では攻撃・爆撃機(空戦能力はないに等しい) として運用されました。
本キットでは空軍の多数の迷彩パターンが再現されていて好きな方にはかなりいいキットではないかと思います。
特に今回はアメリカ以外で唯一採用した豪州の機体が再現されているのがとてもいいと思います。
デカールを変えることで所属部隊を2部隊から選べるようになっておりファンにはたまらないことでしょう。キットの方はフェンサーに比べると目立つような問題点はなく簡単なタッチアップのみで大丈夫です。特徴的な脚部も再現されていています。武装は誘導爆弾×4でこれは全機共通です。主翼の後退角に合わせて角度を変えられるのがとてもいいです。