2023年11月26日日曜日

震電&震電改200型


 VSウィングキットコレクションにて発売された日本海軍試作機震電と架空設定の発展型、震電改200型を作ってみました。


誰もがその美しい容姿に惹かれる幻の試作機、震電。これが食玩で出たことには多くの人が喜んだことでしょう。3月に大刀洗平和記念館にて実物大レプリカを見たため個人的にもかなり震電熱が上がってきていました。

エンテ型のこの形状、やはりかっこいいですね。特別マーキングセットもあったらしいのですがもしそれが手に入っていればそれをやっていたことでしょう。

 

太平洋戦争で止まらぬ快進撃を続け、西は印度、東は米本土まで上陸した日本。海軍の主力機として活躍している震電が改良に改良を重ねて生まれた震電改200型という架空機を作ってみました。

機首の機銃を2門に減らし、代わりにレーダーを搭載しています。無線や各種計器の電子化も徐々に進んでいるため現代で言うソフト的な性能は初期震電とは比較になりません。

機銃は減らしたものの空対空ミサイルの実用化によって制空能力は格段に上がっています。「セ式熱誘導弾」という短距離ミサイルですがこれを使って英米の機体を削り、その後機銃の格闘戦に入るというのがセオリーになっています。(しかし米国の工業力が壊滅しつつあるため格闘戦の機会はほとんどなくなっている)

一番の特徴は二重反転プロペラの採用です。もちろんエンジンも新型の大出力のものに換装しています。日本軍内ではジェット機も登場しつつありちょうどレシプロとジェットの過渡期、海軍の新型を選定するにあたってジェット案もあったものの使い慣れた震電の改良型が良いということでこちらが採用されました。最高速度、機動性などもジェットに劣らないということもあったためです。

カラーリングは日本軍機らしい緑ではなくグレーにしてみました。これはすこしずつ現代に近づきつつあるという雰囲気を出したかったためです。

ジェット化震電は昔から定番ネタなので改造するにあたってちょっと違う可能性を探った結果こうなりました。