陸上自衛隊の新戦力となりうる装備。
日本初の装輪火力支援車両です。
今まで水際防御、北海道での対ソ連戦を想定していた自衛隊にとって新しい時代を迎えたことを象徴しています。
同じように装輪火力支援車両といえばイタリアのチェンタウロを思い浮かべてしまいますが、イタリアも日本と同じように海からの防衛を考えた体制をとっています。
ただ、日本が上陸阻止、水際防御に備えているのに対してイタリアの場合は上陸させて奥地に引き寄せて迎撃するという考え方をとっています。
昨今の財政状況から機動防御という考え方に移行したためイタリア的な防衛思想になってきたと思います。あと対テロ・ゲリラ戦には市街地でも活用しやすい装輪式のほうが良いというのもあります。
標準の自衛隊迷彩です。カラーが手前と奥で濃さが若干違うのは手前は茶系のウェザリングを施してあるからです。
砂漠塗装です。
今後海外派遣された際にはこういう塗装バージョンも出てくるのではないかと思います。
中東、アフリカでの使用にはこの方が向いているでしょう。
海外派遣というのを前提に前後左右に見やすく日の丸を付けてみました。
「JAPAN」の文字も入れるべきかとすこし考えましたがくどくなりそうなので日の丸だけにしてみました。
PKO仕様です。武器使用を想定するとこれくらいの車両を持ち込む可能性はあると思います。あくまで威嚇として戦車砲を搭載した車両は重要な意味があるでしょう。
本来は真っ白なんですが砂っぽいウェザリングを施した結果茶色っぽくなってしまいました。
砂漠地域に派遣された場合これくらい汚れるとは思います。
砂の汚れというだけでなく錆のようにも思えてきます。
前後左右に大きくUNと日の丸を掲げて存在感をアピールします。
都市迷彩仕様です。機動戦闘車がもっとも活躍するとすれば市街地戦でしょう。
山間部などには入り込めませんし、走破性でいえば戦車には敵わない。舗装路が張り巡らされた日本列島、地方の田舎町でも隠れながら撃つというのが理想的な戦い方ではと思います。
白と濃い灰色、薄い灰色の三色でブロック迷彩になってます。
とにかく車高が高いです。一般車と比較しても大きく感じる高機動車よりもさらに高いです。
日本の道交法との兼ね合いもあり横幅に対して車高が高いので側面を向いて射撃した際に本当に反動に耐えられるのか不安になります。(公開されている動画を見る限り撃てるようですが)
実戦前からすでにいろいろ問題点を挙げられていますが、輸送性、走行能力、攻撃力の兼ね合いを考えるとこれが最善のカタチかとおもいます。10式と同じように装甲の強化などが今後できるようになるのか気になるところです。
ワールドタンクミュージアムのキットです。