2014年10月20日月曜日

90式戦車(近代改修型)

10式の配備に合わせて90式の性能向上のために改修を加えた近代改修型です。
まだまだ一線を張れる戦車なので単体の戦闘力はこのままでも充分現代戦(対ロシア戦)に耐えられます。見た目では分かりにくいですが、10式で得た技術を用いて小規模改修しています。
車長用ペリスコープを10式のものに交換してます。これでより状況把握能力が向上しています。
機銃は昨今の流行りであるリモート機銃、RWSにしています。元々砲塔中央部にあったのでRWSに置き換えても使い勝手がいい位置だと思います(むしろRWSの方が適した配置だと思います)これは10式よりも先進的なものになっています。RWSは 防衛技術シンポジウムで発表されたモノ(車両搭載用リモートウェポンステーション研究)に近い形状でM2重機関銃を装着しています。
サイドスカート下にゴムスカートを装備。側面からの赤外線対策を施しています。これをしないと赤外線画像では車輪が浮き上がって見えてしまうみたいですね。
サイドスカート自体はもとのままです。

データリンク機能を持たせるためにアンテナを10式のものに交換しました。これで10式と同じように連携して攻撃を行えます。

砲塔後部のラックも10式のものに交換して大型化しました。ラックが大きくなった分砲塔旋回には注意しないといけませんがこの方が便利でしょう

車体の方には補助発電機を取り付けてあります。待機状態で電子機器を使用するには欠かせない装備です。10式にも後部についています。

さらに補助発電機と後部排気口をカバーする赤外線防御壁を側面に取り付けました。
10式(左)と90式(右)を足したのが今回の90式近代改修型のコンセプトです。本当なら諸外国のように細かい改修を随時行えたらいいのですがそれができず陳腐化された装備を生産し続けるというのは歯がゆいものです。

生産されてのちに改修されたというのであれば74式(改)という前例もわずかながらもありましたね。また90式も一部の車両にはデータリンク機能を装備したものもあるらしいです。
そう思うと今回の近代改修型も妄想では済まないかもしれません。
キットはWTMキットの90式の車体に10式のパーツとプラ板からつくった自作パーツで作ってあります。


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