2015年8月24日月曜日

ミサイル艇しらたか

今回唯一の戦闘艦ミサイル艇しらたかです。


海自が誇る高速ミサイル艇はやぶさ型の六番艦です。
ウォータージェット推進によって44ノットで航行し対艦ミサイルによる一撃離脱を行います。
ミサイル艇なのに主砲の76ミリ砲の存在感は半端ではないです。不審船への対抗として対水上戦を想定してしっかりした戦闘艦になってます。
船体に対して大きすぎるのではないかと思えます。
砲弾といえばダイキン工業。76ミリもやっぱりダイキンです。
12.7ミリM2重機関銃用の銃座が両舷に設置されています。これも不審船対策のための近接火器です。実際にM2を設置して展示して欲しいです。

艦橋はかなり狭いです。さらに椅子がびっしりと据え付けらています。護衛艦に比べると高速で揺れるので可能な限り座れるように考慮されているそうです。全ての椅子に4点ベルトが付いていますがあまり使うことはないそうです。ベルトで体を固定すると全く動けなくなってしまい都合が悪いそうです。
小さい船体ながらもきちんと内火艇(複合艇)を搭載しています。

不審船への威嚇攻撃を行った後にこれで乗りこむことになるのでしょうか。
本来の主装備である対艦ミサイルです。あまりにも見所が多いので扱いが雑になってしまいました。でもこれで侵攻してくる敵艦艇を狙い撃ちするする・・・はずです。
外からみると護衛艦のシルエットをそのまま小さくしたような感じです。
計画時に能登半島沖不審船事件があったため水上戦装備を強化したため本来の「対艦ミサイル」運搬船からかない逸脱してしまいました。
平成33年(2021年)から退役が始まり、後継は米海軍のLCSのようなミニ護衛艦になるそうです。
ミサイル艇でありながら警戒、軽度の危機に立ち向かうはやぶさ型こそ海の守りの先兵かもしれません。