2015年4月4日土曜日

92式メーサー戦車

平成ゴジラシリーズにおいてゴジラを迎え撃つ自衛隊の主力兵器であるメーサー兵器ですです。
マイクロ波を浴びせることで怪獣にダメージを与えます。



砲塔のパラボラ砲身からメーザーを照射させます。
出力500万ボルト、射程12kmという一見強力と思える能力をもっています。ですが残念ながら怪獣にダメージを与えたことはほぼありません。
劇中では砲塔が旋回するシーンはなく正面を向いたままでしたが旋回できます。


製作に当たり自己流の解釈を加えて改良してあります。

砲塔後部に無線アンテナを追加。
通信装置が見当たらないのはおかしいとしかいいようがないので付けてみました。
アンテナが5m近い長さになります。
砲塔右側ハッチ(おそらく車長用)の横にペリスコープを設置。
戦車とほぼ同等の車両だと考えるとこれもあるべきかと思います。
特にゴジラのような放射線物質の塊と戦うとなれば対放射線対策として車内に密閉されてしまうでしょう。そうなれば外界を観察できる装備は必須です。

砲塔左右側面にスモークディスチャージャーを装備。
おそらく人間と同じような目視で行動しているであろう怪獣から身を守るには発煙は有効と思われます。成人男性くらいの大きさがある発煙弾ですが、大きな車体を隠すとなればこれくらいの大きさが必要ではなかいとおもいます。

どうやって乗り降りするのか、という疑問が湧いたので車体前方側面と砲塔前面に梯子を設置しました。これを使うことで車体の操縦手、砲塔の車長と砲手、その他乗員の乗り降りが 問題なくできるはずです。どういった乗員が必要で何人乗りなのかはわかりません。
(梯子は撮影時点で一部破損してしまいました)

車体前後に牽引フックを付けてあります。
損傷や故障で行動不能になった時のことを考えると他の車両で牽引する装備は必須です。
専用の回収車があるのかは不明です。

とにかく車体が大きいのがこのメーサー戦車の欠点です。戦車の数倍の巨体です。
映画的には100mクラスの怪獣を迎え撃つと考えたときにこれくらいの大きさが見栄えがいいとなったのではないかと考えられます。
ただ、大きすぎて現実的ではないと思えます。
幅だけでも戦車の倍以上あり3車線~4車線ないと走行できません。さらに車体重量が85トンもあるため渡れる橋も限られてくるでしょう。
いつもどうやって前線まで運び込んでいるのか疑問でした。お台場などにあらかじめ駐屯地が存在しているのでしょうか。


メーサー戦車は実は対怪獣用兵器ではなく弾道ミサイル迎撃用のために開発されたという設定だそうです。そう考えると実弾でなくマイクロ波兵器というのはなんだか納得できます。マイクロ波によって弾道弾の制御装置を焼いてしまう予定だったのでしょう。