2019年8月24日土曜日

護衛艦ふゆづき

ふゆづきの見学に行ってきました。



あきづき型護衛艦の4艦であり最大の特徴はなんといっても艦橋上部とヘリ甲板上部のFCS-3Aレーダーです。
ひゅうが型でFCS-3はデビューしましたが「戦闘用」護衛艦としては初の配備になる装備です。
はじめてみた時はすごく無理やりな配置に驚きましたが慣れてくるとこれはこれでいいなとおもえてきます。
あたご型から採用になった5インチ砲。
オットーメララの127mmと比較すると発射速度は落ちて対空射撃もできなくなりましたが対地誘導弾が発射できること、そしてステルス性を意識した角ばった外装を持っています。ただし誘導弾は現状日本では採用されてないのでステルス性が高まったことしかメリットはありません。
実物見るとすっきりしすぎていてやっぱり127mmの方が好きです。
大抵砲の下に薬莢の排出口があったのですがこいつは見当たりません。一体どういう構造になってるんでしょうか。
対艦ミサイルは左右3発ずつの配置でした。海自の船としては恵まれてる方じゃないかと思います。
本来は4発装備ですが4発フルで積んでるのって見たことない気がします。
ヘリ拘束具FASTが甲板後部に2基ともでていました。柵でこれいじょうは近づくことができず見学者が触れないようにするための措置ではないかと推測されます。
今回はヘリは搭載しておらずスッカラカンのヘリ甲板でしたが他の艦よりも格納庫が広いように思えました。格納庫の外側に通路がなく船舷いっぱいまで広がっていて船体と一体化しているので実際横幅は広くなってると思います。
船舷通路の防水扉の下部が取り外されていました。ここが外れてるのってはじめて見たと思います。おそらく見学用だとは思いますが段差がなくとても通りやすくなっていました。
通路脇に押し込まれていた「みゆきっちゃん」
護衛艦恒例といっていい独自のアレンジが加えられた救助訓練用の人形です。眼が少女漫画っぽくて絵心のある人が書いたみたいです。
あきづき型から採用になった装備として魚雷防御用の投射ジャマーがあります。対艦ミサイルの後ろ、ヘリ甲板の上にひっそりと佇んでいて甲板通路からはみえずらい位置にありました。一基のみで左右どちらにでも投射できるようになっています。
使用してるところやジャマー本体は見たことないので気になるところです。

ラッタル、短魚雷、魚雷用デコイは全てハッチで閉じられた内部に格納してあります。
このあたりはステルス性を意識したつくりになっていて近代的だなと思います。
ただ、内火艇については依然と丸出しの状態なのでこれは格納式にならないのかと疑問に思います。