2024年8月3日土曜日

RAH-66 コマンチ

 

米軍が開発したスーパー偵察ヘリコマンチを1/144で模型化しました。

ステルス性能を持たせて高機能なセンサーを満載、さらに攻撃能力も付加するという欲張りな偵察ヘリで実際に試作機までできたもののあまりにも高コストすぎるという理由で配備計画はなくなってしまった悲しい機体です。

ですがこの独特のビジュアルと夢とロマンあふれる性能は誰もが魅せられるのではないでしょうか。

透明レジンでキャノピーつくってヘリを作りたいというのを前々から考えており今回ようやく実現したのがこれです。透明レジンの特性が他のレジンと違いすぎるためなかなか難航して大変でした。本当は内部のコクピットまで再現できるように本物みたいなキャノピーを作りたかったのですが形状維持がうまくできませんでした。そのためレジンで「透けて見えるコクピット」という妥協点になってしまいました。

コマンチは武装はウェポンベイ、脚部は引き込み式になっているので各部ハッチは開閉選択できるようになっています。パーツ同士のクリアリングの問題もあるためなかなか難しかったです。

テイルローターとローターカバーも再現しています。

調べたものの排気口が見当たらず、いろいろ画像や動画を調べたら期待広報上部に穴のようなものが開いているのを見つけました。おそらくここが排気口だと考えられます。あくまで推測でしかないのですが情報がなさすぎるため細部が本当にわかりません。

イメージ図やタミヤのプラモではスタブウィングがついているためこれも再現してみました。試作機には取り付け部がなく、実際に付けている画像もないのでどうやって取りつくのかはわかりません。なので側面に接着という方法で再現を試みています。

メインローター上部にはロングボウレーダーも付くようになってます。ロングボウレーダーといえばアパッチについてるものだと思いがちですがコマンチにも取り付ける計画がありました。偵察ヘリということを考えればロングボウレーダーを付けることでさらに多くの情報を得られると思います。

 

試作機しか実機が存在しておらず、計画だけになってる部分や実用化した際を想定して足りない部分をかなり想像で補っています。なのでこれが正しいとはいいきれませんが可能な限り立体化できたと思っています。