旧日本陸軍が開発したオートジャイロ機を作りました。
まだヘリコプターというものが実用化に至っていない時代であり、オートジャイロはヘリコプターのような垂直方向に大型プロペラを付けて回転させることで揚力を得るSTOVL機です。
陸軍では砲兵の観測用に開発され、陸軍輸送艦のあきつ丸では哨戒機としても運用されていました。
カ号は一型と二型がありエンジンが違います。このキットで再現してるのはV型エンジンの一型です。(二型は星形エンジン)生産数は二型の方が圧倒的に多いのですがゲームなどでよくみかけるモデルは一型が多いためこちらをつくりました。
前後の搭乗席前にクリアパーツで風防を再現、機体側面の日の丸のデカール が付属しています。
搭乗席の部分のエッジが本来は丸い枠のような形状になっているのですがうまく再現できずあきらめざる得ませんでした。
機体後部は骨組みに布張りの構造で綺麗な楕円ではなく、多角形をしています。ここは綺麗にできたと思っています。
架空のオプション装備として脚部にヘリコプターのようなスタブウィングをつけ、そこに武装を取り付けられるようにしました。武装は機銃か、ロケット弾のどちらかを選択して取り付けることになります。
ひょっとするとこうした攻撃ヘリのような地上支援機として活躍していた可能性もあったのではないかという妄想を盛り込んで作りました。