②では訓練展示と装備展示の紹介です。
訓練展示はなにかひねりがあるのか?
と思いきやいつも通り占領された領土(グランド半分)を奪還するというシナリオです。
まずは87式警戒偵察車やバイク隊、ドローンによる偵察で敵の数や装備を探ります。
その後、突入する前線部隊を掩護するために各種迫砲撃隊が先行して展開して準備をすすめていきます。歴戦の三菱ジープもトレーラーけん引しながら対戦車弾山盛りで登場、87式対戦車誘導弾の発射準備にとりかかりました。偵察隊のバイクがジャンプ台でジャンプするといういつもより派手な演出がありました。生で見るととても迫力がありかっこいいです。各種支援砲撃を受けながらMCVやLAVが敵陣へと向け突入していきます。狙撃兵による敵斥候の狙撃やヘリからラペリング降下したレンジャー隊員が背後にまわりこむといったこともあったのですが割愛します。
ラストは逃亡した敵兵三名が市街地の建物に立てこもっているという想定で室内格闘戦が行われました。これもはじめての展開です。全体の流れは例年通りですが細かいところは普段よりも豪華な内容でした。
第13戦車中隊と74式戦車が消え、代わりに編成された第13戦闘偵察大隊所属の16式機動戦闘車が出雲から来てくれました。調達開始からほぼ10年でようやくこの13旅団にも配備されました。当然のようにエアコン付きです。
13旅団はそれほど優先順位高くないので小銃はもちろん89式です。
隊員さんのを見てもどれも状態の良いのが多かったんですがこれは89式の配備も遅かったんじゃないかという気もします。
春の福岡駐屯地ではメッキのような銀色に輝いているのを結構見ました。
今回じっくりと120mm迫撃砲を見せてもらいました。上から装填して即時発射する方法と落としてから紐で引っ張って発射する方法があるのは知っていましたが根元に切り替えがあることを教えてもらいました。またここは安全装置もついていて発射させないこともできるようになっています。
定番だった戦車搭乗体験はこちらの資材運搬車の荷台搭乗体験に変わっていました。それでも子供たちには大変人気があり行列ができていました。