ソ連軍の高高度迎撃ミサイルシリーズの終着点というべきSA-5ギャモン(S-200)です。とにかくこいつは大きなミサイルです。SA-2と比較して長さは約10mと変わらないのですが補助ブースターが付いてることもあって横幅が大きくなり大気圏外まで届きそうなロケットです。さすがにすべて一体にすると塗装に難がでるので補助ブースターは別パーツにしました。ランチャーの方もSA-2に比べるとかなり凝っています。
大型ミサイルを固定するために後部にブースターノズル部分にあてて支える部分があり、さらに上部にも可動式の固定具が付いています。
保管状態ではこの部分がミサイルと接して固定し、発射状態になると分離するようになっています。この部分をうまくミサイルに合うように作るのに苦労しました。
ウクライナではその長い射程を活かし早期警戒機を迎撃するという大戦果を挙げ、いまでも減益として活躍しています。模型的にもなかなか見ごたえのある逸品ではないでしょうか。