2017年5月29日月曜日

輸送艦 おおすみ-1

おおすみの一般公開に行ってきました。

おおすみ級輸送艦は海上自衛隊において島嶼奪還や災害派遣の要でありイージス艦並みに重要な存在といっていいでしょう。
左右にサイドランプを持っておりどちらからでも車両搬入ができるようになっています。
サイドランプから入るとすぐにターンテーブルが備わっておりここで車両の方向を転換させて横向きから縦向きへと回転させます。
サイドランプは閉じるとこういう感じになってます。
サイドランプ横にあったこの操作盤がサイドランプの操作盤のようです。
艦内はこういうふうに車両格納庫になっています。床はガリガリの滑り止めです。
車両を載せるには十分な広さを持っていますが以前見学したいせに比べると狭く感じます。
艦内の片隅には複合艇が置かれていました。昨今の護衛艦と同じように常備しているのかもしれません。
その後ろにはクレーン車も積まれていました。あまり広くない艦内でこれを置いてるとかなり場所をとっているようにも思えますが必要な装備なのでしょう。
その反対側は滑り止めのない床になっていてなんらかのエレベーターのようにも思えますが詳細は分かりませんでした。
艦の最後部はおおすみ級の特徴というべきウェルドック、そしてそこにはエアクッション艇、LCACが搭載されています。ついにLCACの実物に乗れるのだと思うと感動です。
LCAC右舷前方が操縦席です。
内部はこのようになっていてハンドルで操縦するようです。船というよりも航空機のようですね。
操縦者はこういうヘルメットを被るためやっぱり航空機のようです。かなり音が煩いのでヘッドホンがしっかりしたこれは必需品だそうです。
左舷側には座席が設けられていてここに便乗者が座るようです。
推進力を発生させるための後部のプロペラはかなりの大きさです。54tの積載量を載せて海上を走るわけですからこれくらいの大きさがいるんでしょうね。風力はかなりすごそうです。
LCACは2艇載せられますが今回は1艇のみでその後ろから後部ハッチを覗くことができました。将来はここにAAVがずらっと並ぶことになるのでしょう。
ウェルドックのすぐ前には消火用の放水器、カメラが設置されています。ウェルドックは艦内と館外の中間であり特殊な立ち位置なのだという気がしてきます。
格納庫左右には陸自居住区というプレートが掲げられています。中は見られませんでしたがおそらく寝台などが設置されているのだと思われます。
トイレ用に開放されていた区画は風呂とトイレ、洗濯機が置かれていたりと生活の水回り全般の区画でした。
前方はエレベーターになっていてここから上甲板にあがることができます。ちなみにエレベーターの下は応急用と思われる木材が置かれていました。
エレベーター前に置かれた応急用品、「竜神丸」という名前についてはどうしてそうなったのかは不明とのことでした。
エレベーターの前はリフトやパレットなど小物が置かれています。
エレベーターはワイヤで釣り上げるようになっていています。
ここから露天甲板へと上がっていきます。