2019年11月3日日曜日

F-14(イランイスラム共和国空軍)

米海軍以外では唯一採用し現在も(おそらく)運用しているイラン空軍版のトムキャットを仕上げました。


イラン革命以降メーカーからの正規のメンテを受けられず独自修復を繰り返していまだに減益にあるというそのF-14を模型的に表現しようと思った結果、全体を汚してボロボロっぽくしてみるという方法を取ってみました。
定期的にメンテはしているはずなので実際はもう少し綺麗かと思います。(ネットの画像をみてもまだずっと綺麗)

メンテが独自であることだけでなく、実戦経験や長い運用期間など彼らイラントムキャットには決して楽な人生ではなかったはずです。 塗装を塗りなおしても内情は満身創痍なのではないでしょうか。そんな雰囲気を出したかったのです。
レドームを塗りなおしたのですがサンドカラーがキットと同じ色というのがなかなか難しく試行錯誤で調色してできる限り近づけたつもりです。
胴体を一度分解してエンジン内の固定棒を取り除き、ノズルの奥を塞ぎました。あの棒がなくなっただけでもかなり違います。ただ、再度組み立てるときに主翼の可動連動機構(内部の歯車)をうまく組み立てるのがやや面倒です。本当に面倒なら連動機構を失くして手動で左右主翼を可動させてもいいと思います。
武装はイランっぽいものがないか探した結果、対空ミサイルのホークを改造して空対空ミサイルとして運用していることがわかったのでそれを再現してみました。ホークミサイルは自作し左右に一発づつ取り付けています。
他にもロシア系のミサイルも運用できるらしいのでそれで再現してみるのも手かもしれません。