2021年3月6日土曜日

26式軽量偵察車

 

陸上装備研究所が試作した軽量戦闘車両をベースに実用車両として改良してみた架空車両「26式軽量偵察車両」です。

 

軽量戦闘車両システムは車輪にモーターを付けた「インホイールモーター」の電動車両として研究された車両です。あくまで研究用の車両なので今後このまま実用化されることはありません。けれどここでの技術を応用した車両は登場してくるのでないかと予想されます。

今回は144-G3さん(@144_gg3) さんが販売されたものをベースに自分なりに改造して陸自車両にしてみました。

ベースがNBC偵察車なのでまずはNBC偵察車と同じように窓に装甲板を下せるような構造にしました。そしてサイドミラーも取付、上部ハッチはキューポラ風にしてみました。

また模型的には窓は抜けているので透明なプラ板を張り付けてあります。

通常よりも軽量小型の装甲車両としてどんな役割を果たす車両にしようかと考えた時偵察車両かなと思いました。空輸や小型上陸艇で前線へと赴き情報収集を行うのです。

その最大の象徴として車体上面後部に昇降式の監視装置(光学カメラ、センサ等)を取り付けました。移動時は車体に密着するほど下ろしておいて偵察時にはこれを伸ばして高い視点から周囲を監視します。

形としては現れていませんが通信装備もきちんとあり捕らえた映像をそのまま転送できるようになっています。これで指揮所は災害や前線監視でのリアルタイムの映像を確認できるようになります。

車体後部左側に工具類を壁掛け状態にしました。工具だけをつくるのは難しかったため背面の壁に半分埋もれた状態で3Dプリンタで作っています。

今回は必要だったパーツのほとんどを3Dプリンタで製造したので自分の手でプラ板を加工するという作業はほとんどなくなりました。

 


16式戦争装甲車と比較するとこんな感じです。

前後は短いですが高さはあまり変わりません。寸胴なボディスタイルなので悪路だと横転してしまうんじゃないかと不安になります。