米軍の新型四輪多目的装甲車L-ATVです。今回はリリパットエアフォースさんの物をつくりました。
対テロ戦でIEDや地雷によってそれまで使われていたハンヴィーでは防御性能が低すぎるということで新たに装甲を強化した四輪車の開発プロジェクトJLTVというプロジェクトにとって開発・選定された車両です。
車体が全体的にハンヴィーよりも大きくなり「トレーラーの牽引車を四人乗りにしたジープ」みたいな感じになってます。日本でいえば軽装甲機動車のようなポジションになるのだと思いますが防御力は遥かに違います。後部の荷物置きが車体の外に出ているのが特徴的でこれなら溢れるほど荷物を載せてもハッチが閉まらないという心配をする必要がありません。
ピックアップトラックのようでここはアメリカらしいなと思わされます。
乗員席上部の銃座はハンヴィーなどにも使われている全方位防御型のシールドとM2重機関銃を付けてみました。これらはキットには付属しておらず全て3Dプリンタで自作したものです。
もう一両は遠隔操作式の重機関銃RWS装備にしました。
このRWSは144-G3さんがboothで販売されているものです。
機関銃とセットになっていて光学観測機器部分も非常にきれいに仕上がっていてとてもよいものです。
ちょうどこの二つの購入タイミングが重なったという奇跡的な条件が生まれたのでRWS搭載型をつくることができました。
左からケネディジープ、ハンヴィー、L-ATVです。
全部四人乗りなのですが半世紀の間に戦場のタクシーはこんなにも大型化してしましました。
この先は果たしてどんな車両が生まれてくるのでしょうか。